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社会

国民の10人に8人が安楽死に賛成 6年で1.5倍に

Write: 2022-05-25 09:19:38Update: 2022-05-25 09:58:36

国民の10人に8人が安楽死に賛成 6年で1.5倍に

Photo : KBS News

韓国国民の10人に8人は、安楽死または医師による自殺ほう助の立法化に賛成していることがわかりました。
ソウル大学病院家庭医学科のユン・ヨンホ教授を中心とするチームは、去年3月から4月まで、成人男女1000人を対象に安楽死または医師による自殺ほう助に対する考え方を調査し、その結果を24日、発表しました。
それによりますと、全体の76.3%が安楽死に賛成する考えを示したということです。
2008年と2016年の調査では、賛成の割合は50%程度だったことを踏まえると、超高齢化社会への突入を目前に控えて、高齢者人口の割合が高くなったことが調査結果に影響を及ぼしたものとみられます。
安楽死に賛成する理由としては、「余生に意味がない」(30.8%)、「いい死に方に対する権利」(26.0%)、「苦痛の軽減」(20.6%)、「家族が感じる苦痛と負担」(14.8%)などを挙げています。
一方、反対の理由は「生命に対する尊重」(44.4%)、「自己決定権の侵害」(15.6%)、「悪用と濫用のリスク」(13.1%)などの順となっていました。
ユン教授は、安楽死の導入について議論する前に患者が「安楽死を望むようになる状況」に注目し、そのような状況を解決するための方策を講じるべきだと説明しました。
また、その一環として死が差し迫った終末期の患者が、無意味な延命治療を拒否する、いわゆる「ウェルダイイング」文化の醸成と制度化が必要だと強調しました。

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