メニューへ 本文へ
Go Top

サイエンス

国産ロケット「ヌリ2号」、来月15日に発射予定

Write: 2022-05-25 15:16:09Update: 2022-05-25 17:17:20

国産ロケット「ヌリ2号」、来月15日に発射予定

Photo : YONHAP News

科学技術情報通信部は25日、韓国の独自技術で開発した宇宙ロケット「ヌリ号」の発射管理委員会を開き、「ヌリ2号」の発射予定日を来月15日に確定したと明らかにしました。
また、気象状況などによる日程の変更などを踏まえ、発射予備日は来月16日から23日までに設定しました。
ヌリ号は、1.5トン級の実用衛星を地球の低軌道に投入するために作られた3段ロケットで、エンジンの設計から製作、実験、発射運営のすべてを、韓国の独自技術で開発した初の宇宙ロケットです。
ヌリ号は去年10月に1回目の打ち上げが行われた当時、離陸から15分で目標高度の700キロに達しましたが、衛星の最終軌道への投入に失敗しました。
科学技術情報通信部は、「全羅南道高興(コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターで発射管理委員会を開き、2回目の発射に向けた準備状況をはじめ、気象、宇宙環境、宇宙物体との衝突の可能性など発射条件を綿密に検討し、発射予定日を確定した」と説明しました。
ヌリ号は現在、1回目の発射結果をもとに技術的な改善措置を行ったほか、1段と2段目ロケットの組み立てを完了し、1,2段内部の推進機関を駆動させるための火薬装置の装着と、性能検証衛星の搭載に向けた準備を進めています。
ヌリ号に搭載される性能検証衛星は、今月16日に羅老宇宙センターで最終点検を実施し、来月はじめにヌリ号の3段目部分に装着される予定です。
科学技術情報通信部はまた、今月19日の2回目の発射の過程で起こり得る様々な非常事態に備え、最終点検総合訓練を実施すると明らかにしました。
この訓練には、政府や軍をはじめ、警察、自治体など11の機関が参加し、発射当日と同じ条件でのテロ発生や未承認ドローンの侵入、オイル漏れなどの状況を想定して訓練を行います。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >