国民を一つにまとめるための政策や事業を進める大統領直属の「国民統合委員会」が設置されることになりました。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は26日、政府世宗(セジョン)庁舎で初めての正式な閣議を開き、国民統合委員会の設置や運営に関する法案を閣議決定しました。
尹政権が発足後、初めて設置される大統領直属の委員会となりますが、尹大統領は各部門に対し「新たに発足する国民統合委員会と積極的に協力し、国民を一つにまとめるために最善を尽くしてほしい」と呼びかけました。
閣議では、複数の住宅を保有する者への譲渡所得税を重くしているのを1年の期限付きで軽くすることや、非課税適用のための住宅保有期間の計算方式を調整することなどを盛り込んだ所得税法施行令の改正案も決定しました。
尹大統領は閣議の前に、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官など新政権の閣僚に任命状を手渡しました。