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韓半島

5日の北韓ミサイル発射 4か所から8発

Write: 2022-06-06 11:57:17Update: 2022-06-07 13:27:02

5日の北韓ミサイル発射 4か所から8発

Photo : YONHAP News

北韓が6月5日午前、韓半島東の東海(トンヘ)に向けて発射した弾道ミサイルは、合わせて8発にのぼることがわかりました。
韓国軍合同参謀本部によりますと、北韓は5日午前9時8分ごろから9時43分ごろにかけて、平壌(ピョンヤン)の順安(スナン)、平安南道(ピョンアンナムド)の价川(ケチョン)、平安北道(ピョンアンブクド)の東倉里(トンチャンリ)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムフン)の4か所から東海に向けて、合わせて8発の短距離弾道ミサイルを発射しました。
発射したのはロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北韓版と呼ばれる「KN23」、アメリカ陸軍の戦術ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」に似た「KN24」、北韓が「超大型放射砲」と呼ぶ「KN25」、「新型戦術誘導兵器」と推定されています。
8発をほぼ一度に発射するのは事実上初めてで、今月2日から4日まで行われた韓米海軍による大規模な合同演習に対する反発と受け止められています。
これについて専門家は、「ミサイルを複数の場所から同時多発的に発射するのは、連続射撃の能力を持っていることを誇示するためで、実験ではなく訓練に近い」という見方を示しています。
複数の場所から同時に複数の種類の弾道ミサイルを発射し、探知や迎撃を難しくすることで、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が強調する「3軸体系」に対応する狙いがあるという見方もあります。
「3軸体系」は、北韓のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)、北韓から攻撃された場合に北韓指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)を指します。
また、北韓が引き続きミサイル挑発を続け、韓米が厳しい対抗措置を取れば、それを名分にして7回目の核実験に乗り出す可能性があるという見方もあります。
大統領室は5日、NSC=国家安全保障会議常任委員会を開いて対応を協議し、尹大統領は、その結果の報告を受け、韓米ミサイル防衛訓練を含む拡大抑止力と連合防衛体制の持続的強化を指示しました。

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