新型コロナウイルスの感染者は23日午前0時までに新たに7497人が確認され、前の日より1500人近く減って、7000人台となりました。
重症患者数は58人で、新たな死者数は14人でした。
新たな感染者数は全般的に減少傾向にありますが、そのスピードは鈍っています。
保健当局は、1日の新たな感染者数がある程度減少すれば、一定水準を維持する「減少の限界」に達したのではないかとみています。
一方、21日にドイツから入国し、22日午後、サル痘への感染が確認された韓国人は、仁川(インチョン)医療院で治療を受けています。
入国当時は発熱やのどの痛み、皮膚に症状がありましたが、現在、体調は良好だということです。
保健当局は韓国国内にこの感染者との濃厚接触者はいないとみています。
ただ、飛行機の機内で周りに座っていた8人の乗客に対しては、3週間の体調チェックを行う方針です。
韓国国内でサル痘の感染が確認されたことで、保健当局は感染症危機警報レベルを一番低い「関心」から下から2番目の「注意」に引き上げました。
またサル痘の感染が広がっているイギリスやスペイン、ドイツなど5か国からの入国者に対して、発熱の基準を2分下げて37度3分とし、監視を強化することにしました。
保健当局は飛沫による感染拡大の可能性は極めて低いとして、過度に不安に感じる必要はないと話しています。
WHO=世界保健機関は、サル痘の致死率について、新型コロナ感染症の韓国の致死率より高い3%から6%とみていますが、感染拡大のスピードは、 新型コロナ感染症より低いとされています。