韓国の人気絵本作家、ペク・ヒナさんの『お月さんのシャーベット（MoonPops）』がアメリカのボストングローブ・ホーンブック賞（BostonGlobe-Horn Book Award）絵本部門で名誉賞（HonorBooks）を受賞しました。 
ボストングローブ・ホーンブック賞は1967年に創設された権威ある児童文学賞で、フィクションと詩、ノンフィクション、絵本の3部門で受賞作と名誉賞（Honors）が発表されます。
『お月さんのシャーベット』はペクさんの2作目の創作童話で、2010年に出版されました。
寝苦しい真夏の夜に、溶け出したお月さんのしずくを集めてシャーベットを作って食べるという内容の物語です。
この本の出版社は、「韓国人の原作の本がこの賞を受賞するのは初めてだ」と話しています。
これまでは、「国際アンデルセン賞」のイラストレーター部門で受賞したイ・スジさんが2013年に、アメリカ人作家の物語に絵を描いた絵本『この小さな本を開いてみて』でこの賞の名誉賞を受賞しています。
これとは別に、ペクさんは2020年に世界的権威のアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞しています。