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サイエンス

韓国の温室ガス排出量が3年ぶり増加 新型コロナ収束傾向の影響か

Write: 2022-06-28 14:11:06Update: 2022-06-28 18:30:25

Photo : KBS News

韓国の温室効果ガスの排出量は、去年、3年ぶりに増加に転じたことがわかりました。
温室ガス総合情報処理センターが28日、明らかにしたところによりますと、去年、韓国が排出した温室効果ガスは、二酸化炭素換算量で6億7960万トン(暫定値)でした。
これは、前の年より2300万トン、3.5%増加した数値です。
分野別に見てみますと、エネルギー分野の排出量は、前の年に比べて3.6%増えた5億9060万トンで、全体の86.9%と最も多くの割合を占めていました。
エネルギー分野で排出量が伸びたのは、鉄鋼・化学などの製造業部門の生産量の増加やガソリン・軽油の消費が増えたためだと環境部は分析しています。
そのほか、産業工程分野では5100万トン、農業分野では2120万トンが排出されました。
一方、リサイクルの増加などの影響で廃棄物分野の排出量は、前の年に比べて1.6%減り、1680万トンを記録しました。
韓国の温室効果ガス排出量は、2018年の7億2700万トンをピークに2019年には3.5%、2020年には6.4%、それぞれ減少しましたが、去年は、再び増加へと転じました。
ただ政府は、韓国の排出量の増加率は世界平均の5.7%よりも低いと説明しています。
排出量が増加した理由としては、新型コロナウイルスによって萎縮していた産業活動が回復したためとみられています。
また、発電量が増加し、輸送用の燃料消費が増加したことも排出量増加の原因として挙げられています。

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