中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、5日午前0時までに新たに1万8147人が確認されました。
新たな感染者は、前日に比べて1万2000人近く増加し、5月26日以降の40日間で最も多くなりました。
前の週の同じ日に比べても8000人あまり増えています。
新たな感染者のうち海外からの入国者は171人でした。
先月から実施された入国者の隔離免除や国際線航空便の増便などの影響で、海外からの感染者の入国は12日連続で100人を上回っています。
また1人の感染者から何人に感染するかを示す「基本再生産数」は、6月第5週は感染拡大を示す1.05となり、14週ぶりに1を上回りました。
防疫当局は、夏場の再流行を防ぐため、「密閉・密集・密接」のいわゆる「3密」になりやすい観光地などで、個人の防疫ルールや換気などを守るよう呼びかけています。
再流行の懸念が高まってはいますが、防疫当局は、医療の対応が安定していることや死者が持続的に減少していることなどを踏まえ、全国の新型コロナの週間危険度を、5段階のうち下から2番目の「低い」と評価しました。