中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は9日午前0時までに新たに14万9897人が確認されました。 
1日当たりの新たな感染者数は1週間前のおよそ1.3倍で、4月14日以来117日ぶりに14万人を上回りました。
新たな感染者数の前の週に比べた増加率は、ここ1週間上昇傾向にあり、夏休みシーズンで、人の移動が増えていることが背景にあるとみられています。
再感染者も増えていて、7月の第4週の時点での全国の再感染推定事例は2万8966件で、感染者の5.43％を占めています。
重症患者と死者も増えています。
重症患者は40人増えて364人で、5月11日以来およそ3か月ぶりの多さとなっています。
亡くなった人は40人となっています。
重症患者と死者数の増加を受けて、防疫当局は、非首都圏地域の週間危険度を4か月ぶりに「高い」に引き上げました。
防疫当局は、「重症患者への対応能力が不十分な非首都圏の病床負担などを考慮した」と説明しました。
全国と首都圏は「中間」に据え置かれました。
防疫当局は今月4日に、新型コロナウイルスの再流行がピークを迎えた場合の1日当たりの新たな感染者数の予想を15万に下方修正しています。
9日の新たな感染者が15万人に迫ったことについて、防疫当局は、「再流行のピークの予想は、直近1週間を平均した感染者が基準になる」と説明しています。