北韓が核兵器の使用を法令化し、核による先制攻撃も辞さない構えを強めているなか、韓国軍とアメリカ軍の海兵隊は、大規模な合同上陸訓練などが盛り込まれた「5か年計画」を策定しました。
21日、在韓米軍海兵隊の報道官が明らかにしました。
それによりますと、訓練は早ければ来月にも行われる見通しで、2019年から中止されている韓米両軍の海兵隊による上陸演習「双竜訓練」が復活することになります。
この訓練は、韓米両軍の海兵隊が中心となって、強襲揚陸艦、上陸突撃装甲車、垂直離着陸機、上陸機動ヘリなど、大規模な兵力を動員して行われるものです。
2012年から2年おきに韓米野外機動訓練「フォールイーグル」の一環として行われましたが、2019年からは大幅に縮小された訓練に置き換えられました。
韓米両軍の海兵隊が大規模な合同上陸訓練を再開すれば、7回目の核実験の準備を終えて、核兵器の使用を法令化した北韓に対する強い警告のメッセージになるとみられます。