韓国の成人のうち、100万ドル、日本円でおよそ1億4400万円以上の資産を持つ「百万長者」が去年、129万人に上ったことがわかりました。
スイスの大手投資銀行「クレディ・スイス」が富裕層の動向をまとめた報告書の最新版によりますと、去年保有資産が100万ドル以上の韓国の成人は、おととしより11万6000人増えて129万人だったということです。
保有資産の額が世界の上位1%に入る韓国の成人は104万3000人で、上位10%は1848万3000人でした。
保有資産5000万ドルを超える超富裕層では、韓国は、アメリカ、中国、ドイツ、カナダ、インド、日本、フランス、オーストラリア、イギリス、イタリアに次いで世界で11番目に多かったということです。
昨年末の時点で、韓国の成人1人当たりの個人資産は平均で23万7644ドルでした。
「クレディ・スイス」は、「韓国の富の格差は比較的小さい。これは平等な所得分配を一定程度反映したもので、比較的高い相続税も影響した」と説明しています。