尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率は先週、週間ではやや上昇し30％台半ばを維持したものの、日別に見ると週の初めの36.4％から週末の32.8％へと下落したことがわかりました。
世論調査会社「リアルメーター」が19日から23日にかけて、全国の18歳以上の2515人を対象に調査を行ったところ、尹大統領の国政運営について「うまくやっている」と答えた人は、前の週より0.2ポイント増えた34.6％でした。
リアルメーターは、韓米首脳会談が不発に終わったことや尹大統領が暴言を吐いたとみられる場面がテレビカメラに捉えられたことなどの影響で、週間を通して支持率が下落したと分析しています。
尹大統領は21日（現地時間）、アメリカのバイデン大統領が主催した会合に出席し、会議場をあとにする際に「国会でこの野郎どもが承認してあげなかったら、バイデンが赤っ恥だ」と話しているように聞こえる映像がカメラに捉えられ、物議を醸しています。
これについて、大統領室は、尹大統領の発言は、バイデン大統領やアメリカ議会の議員らに関するものではなく、韓国の議員を指したものだと説明しています。
一方、尹大統領は26日、朝の出勤時の「ぶら下がり取材」で暴言に関する報道について、「事実と異なる報道で同盟関係をき損するのは、国民を危険にさらす行為だ」として、真相究明が必要だと述べました。