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社会

韓国の芸術界 「尹大統領風刺漫画」反発した政府を批判

Write: 2022-10-05 17:10:56

韓国の芸術界 「尹大統領風刺漫画」反発した政府を批判

Photo : YONHAP News

文化体育観光部が、最近尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を風刺した漫画を全国学生漫画コンテストの受賞作に選んだ韓国漫画映像振興院に物言いをつけたことについて、文化芸術界と漫画界からの批判が相次いでいます。
韓国漫画映像振興院は、風刺漫画「尹錫悦車」を先月行われた「第23回全国学生漫画コンテスト」の高等部カートゥーン部門で金賞に選び、今月3日まで「第25回富川(プチョン)国際漫画際」で展示しました。
この作品は、尹大統領の顔をした列車が路線の上を走り、運転席には金建希(キム・ゴンヒ)夫人と思われる女性がいて、その後ろには検事とみられる男性たちが刀を手にしており、列車の暴走に驚いた人たちが逃げ出している模様が描かれています。
この公募展を主催した漫画映像振興院は、富川(プチョン)市所属の財団法人や韓国政府から102億ウォンの支援を受けていますが、文化体育観光部は「大会の趣旨にあわない作品を選定した」として、支援を取り消すこともあり得ると警告したということです。
これを受け、文化民主主義実戦連帯は5日、共同声明を発表し、「今回の事件は、李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権当時、国が文化芸術家らを弾圧した『ブラックリスト事件』と同じだ」と批判しました。
また、社団法人「韓国民俗芸術団体総連合」も声明を発表し、「文化体育観光部がコンテストの主催側に責任を問うとしたが、これは公的支援の承認を武器に、芸術家らが身動きできないようにするようなものだ」と批判したうえで、文化体育観光部の朴普均(パク・ボギュン)長官の釈明と辞任を求めました。
社団法人「ウェブトゥーン協会」も4日午後、SNSに声明を発表し、「文化体育観光部は『社会的物議』という至って主観的なものさしで、露骨に政府予算102億ウォンに言及することで、憲法の基本権の一つである表現の自由を否定した」と批判しました。

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