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サイエンス

江原道に宇宙素粒子の地下研究施設 世界6番目の規模

Write: 2022-10-06 12:11:51Update: 2022-10-06 13:25:31

江原道に宇宙素粒子の地下研究施設 世界6番目の規模

Photo : YONHAP News

韓国東部の江原道(カンウォンド)にある鉄鉱山の地下1000メートルに、宇宙素粒子研究施設が建設されました。  
韓国の基礎科学研究院(IBS)の地下実験研究チームによりますと、江原道旌善(チョンソン)郡にある鉄鉱山「礼美(イェミ)山」に、宇宙素粒子を観測し、宇宙の構造や起源の解明をめざす地下研究施設「礼美ラボ」が完成したということです。
面積はおよそ3000平方メートルで、世界の地下研究施設のなかで規模としては6番目に大きいということです。
この研究施設では、宇宙に存在する物質の27%を占めているものの、電波を発しないため観測ができない謎の物質「暗黒物質」と、その候補として有力視されるニュートリノ(中性微子)についての研究が進められる予定です。
地上ではほかの粒子の妨害で観測が難しい素粒子ですが、地下深くでは観測できるのではないかと期待されています。
世界的な物理学研究グループらは競うようにより深い地下空間に研究施設を作り、観測装置を設置しています。
基礎科学研究院はニュートリノの観測装置など必要な設備を導入し、来年から本格的に研究を始める方針です。

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