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政治

南北軍事合意 大統領室が破棄を検討か

Write: 2022-10-07 12:08:27Update: 2023-01-11 13:28:36

南北軍事合意 大統領室が破棄を検討か

Photo : YONHAP News

北韓が核実験に踏み切った場合、前政権が北韓との間で締結した「9.19南北軍事合意」を破棄することを大統領室が検討しているもようです。 

「9.19南北軍事合意」は2018年9月、北韓・平壌(ピョンヤン)での南北首脳会談に合わせて締結されたもので、南北軍事境界線付近の地上、海上、空中での敵対行為を中止するという内容が盛り込まれています。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7日、北韓が7回目の核実験に踏み切った場合「9.19南北軍事合意」の破棄も検討するかどうかについて、「北の核実験への対応策を精査しているところだ。対応策について今の段階で述べるのは難しい」と述べ、破棄の可能性を否定しませんでした。

大統領室の関係者も、破棄の可能性について明確な言及は避けながらも、「最近の状況を考慮すれば」と含みを残しました。

また別の大統領室関係者も、「北韓が核実験に踏み切った場合の軍事合意の見直しの必要性については、国防部長官がすでに言及している。大統領室はこれについて公式に言及するのは難しい」としています。

 李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は4日に行われた国会の国政監査で、「9.19南北軍事合意」を廃棄すべきとの指摘があることについて、「北韓は合意を遵守していないのに韓国だけが遵守するのは望ましくない。北韓の挑発の度合いを見ながら軍事合意の有効性について検討する」と述べています。

北韓は「9.19南北軍事合意」の締結後も、開城(ケソン)工業団地の南北共同連絡事務所を爆破したり監視所を再設置したりするなどしており、合意の意義は色あせたと指摘する声が上がっています。

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