アメリカの中間選挙で、韓国系のアンディ・キム氏が当選を確実にしました。 韓国系の政治家が連邦議会選挙で3回当選するのは26年ぶりです。
アメリカ民主党のアンディ・キム氏は8日に投開票が行われた中間選挙で、下院のニュージャージー州3区で当選が確実になりました。
韓国系が連邦議員選挙で3回目の当選を果たしたのはキム・チャンジュン前下院議員が1996年に当選して以来、26年ぶりです。
アンディ・キム氏はホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)でイラク担当補佐官を務めた安全保障の専門家で、議員になってからは下院の軍事委員会と外交委員会などで活躍しました。
民主党のマリリン・ストリックランド氏も下院のワシントン州10区で当選を確実にしました。
ストリックランド氏はこれまで、ワシントン州を代表する韓国系の黒人女性議員という点を強調し、政治活動を繰り広げてきました。
その他の韓国系議員、共和党のヨン・キム氏とミシェル・パク・スティル氏は、現在、優勢となっています。
一方、多数の韓国系候補が出馬した州知事選挙でも初めて韓国系の副知事が誕生しました。
民主党のシルヴィア・ルーク氏が、ハワイ州の副知事に当選しました。
これにより、ルーク氏は、韓国系アメリカ人として、選挙で選ばれる最も地位の高い職に就く政治家となりました。