KBSのドラマ「恋慕」が、韓国ドラマとしては初めて国際エミー賞を受賞しました。 
 
第50回エミー賞の授賞式が21日、アメリカ・ニューヨークで開催され、「恋慕」は中国、スペイン、ブラジルの候補作品を退けて「テレノベラ」部門で最優秀賞を受賞しました。
 
国際エミー賞は、アメリカの国際テレビ芸術科学アカデミーが主催するもので、アメリカ国外で制作、放映された優れたテレビ番組を表彰する賞です。テレノベラは、スペイン語やポルトガル語で「テレビ小説」を意味し、本来はラテンアメリカを中心に制作、放映されているメロドラマの総称です。
 
「恋慕」は朝鮮時代を背景にした時代劇で、双子の女児であるという理由で宮殿の外に追放された主人公が、兄の死を受けて男装して王子「王世子（ワンセジャ）」となる物語を描いた作品です。
 
「恋慕」は、去年9月に開かれたソウル・ドラマ・アワードで国際競争部門の作家賞を受賞したほか、主役を演じた女優の朴恩斌（パク・ウンビン）は韓国放送大賞で最優秀演技者賞を受賞しました。
 
イ・コンジュンKBSドラマセンター長は、「韓国のコンテンツが世界的に愛されている時期でもあるため、重大な責任感を感じる。K-コンテンツの底力を保つうえで、KBSドラマが貢献できるように最善を尽くす」と受賞の感想を語りました。