韓国で4人目となるサル痘の患者が確認されました。海外からの流入ではなく、国内での感染は初めてです。
中央防疫対策本部は、今月15日に感染が確認された3人目のサル痘の患者が入院した隔離病床の医療スタッフがサル痘に感染したと、22日、明らかにしました。
このスタッフは、3人目の患者の皮膚の病変部位の検体を採取する際に、誤って注射針でけがをして濃厚接触者となり、サル痘ワクチンを接種しましたが、22日に皮膚の病変が確認されPCR検査を行ったところ、陽性だったということです。
中央防疫対策本部は4人目の患者の体調について、頭痛などの症状があるものの、全般的に良好だと説明したうえで、医療スタッフに対して、サル痘への感染が疑われる患者を診療する際は、安全な防護具を着用し、前もって予防接種を受けるよう呼びかけました。
国内の初めてのサル痘の感染確認はことし6月22日で、患者はドイツから帰国した韓国人でした。2件目は9月3日で、ヨーロッパから帰国した韓国人、3件目は今月15日で、アラブ首長国連邦から入国した韓国人でした。