24日の夜、サッカーワールドカップ・カタール大会の街頭応援が行われたソウル中心部の光化門(クァンファムン)広場には、およそ2万6000人の市民が集まりましたが、懸念されていた事故の発生はありませんでした。
街頭応援で光化門広場に集まった市民はおよそ2万6000人で、主催者の予想の3倍を超えたということです。
先月29日に梨泰院(イテウォン)で発生した転倒事故を受けて、現場には事故防止のために厳重な警備態勢が敷かれました。警察とソウル市、主催したサポーター団体「赤い悪魔」が安全管理のために配置した人数は、およそ1400人でした。
試合開始前と終了後は、現場に配置された案内スタッフが市民たちを一方向に誘導してスムーズな流れをつくり、応援中は、秩序の維持を呼びかけるアナウンスが何度も流されました。集まった市民も、移動する際は前の人との間隔を保ちながらゆっくり歩いていました。
現場で応援していた人たちは、「安全管理が徹底していることを感じた。参加者も秩序を守ろうと努力していた」、「意識すれば事故は防ぐことができる。梨泰院での事故が痛ましく感じられた」などと話しています。