2017年5月以降停止していた全羅南道(チョンラナムド)霊光(ヨングァン)のハンビッ原子力発電所4号機の運転が、5年ぶりに再開されることになりました。
国の原子力安全委員会は9日、原子力発電所を運営する韓国水力原子力や韓国原子力安全技術院などと会議を開き、ハンビッ原発4号機の運転を再開する方針を決めました。
ハンビッ原発4号機は1996年に商業運転を始めましたが、2017年5月の整備で原子炉建屋内部の鉄板とコンクリートの間に隙間と腐食が見つかり、運転を停止していました。
原子力安全委員会は8日に会議を開き、「運転再開前に必要な確認はすべて終えた。これまでに行われた検査や健全性評価は適切で、原発の安全性が確認された」と明らかにしています。
一方、市民団体や地方議会は、ハンビッ4号機の運転再開に反対していて、安全性を徹底的に調査するよう求めています。