政府は、旧正月の連休中だった23日、日本の林外務大臣が国会での外交演説で韓国の領土の独島(トクト)を「日本固有の領土だ」と主張したことと関連して、韓国に駐在する日本大使館の関係者を呼び、抗議しました。
林外務大臣は23日、通常国会の外交演説で、独島について、「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ、国際法上も日本固有の領土だ」と領有権を主張しました。
これを受けて、韓国外交部は声明を出し、林外務大臣の発言の撤回を求めるとともに、「独島について不当な主張を繰り返すのは、未来志向の韓日関係の構築に何も役に立たないということを日本政府は明確に自覚すべきだ」と強調しました。
さらに、外交部の徐旻廷(ソ・ミンジョン)アジア太平洋局長は23日、林外務大臣の発言と関連して、ソウルの日本大使館の熊谷直樹総括公使を呼び、韓国政府の立場を改めて伝え、抗議したということです。
日本は2014年からことしまで10年間、外務大臣による外交演説を通じて独島が自国の領土であると主張し続けています。