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政治

徴用被害者への「人権賞授与取り止め」 外相から説明なし

Write: 2023-01-25 15:39:34Update: 2023-01-25 15:51:38

徴用被害者への「人権賞授与取り止め」 外相から説明なし

Photo : KBS News

外交部が、徴用被害者の梁錦徳(ヤン・クムドク)さんへの「人権賞」(国民勲章)授与を見送らせたことについて、市民団体が先月、外交部長官に説明を求めましたが、まだ回答を得ていないことがわかりました。  
 
韓国の市民団体「日帝強制動員市民の集まり」は25日、報道資料を発表し、「去年12月19日、行政安全部の窓口を通して、梁さんへの人権賞の授与を見送らせた理由や、今後の推薦の可否などについて、外交部の朴振(パク・チン)長官の答弁を求める質疑請願を行ったが、1か月過ぎた今もなお、何の回答もない」と明らかにしました。
 
そのうえで、「人権賞も日本の顔色をうかがって奪ったのに、正式な質疑請願まで黙殺するのか」と非難し、「被害者を尊重するのなら、外交部は質疑請願を黙殺するなどの横暴をやめるべきだ」と訴えました。
 
質疑の内容は、▲閣議に案件が提議される過程で、政府省庁の異なる意見によって授与が見送られた事例があるのか▲梁さんに対する人権賞授与の推薦において、どういう公平性の問題があったのか▲徴用工への損害賠償判決が確定した生存者3人全員を人権賞授与の対象として認める意向があるのかなどです。
 
国家人権委員会は去年9月、「2022年人権賞」の推薦リストを公開し、去年12月9日に開催された「人権の日」の記念式で梁さんに人権賞を贈る予定でした。
 
外交部は、人権の日の直前になって、「省庁間の協議が必要だ」という理由で授賞を保留するよう伝えたということです。
 
徴用工問題をめぐって、韓日協議への影響など、政府が日本の顔色をうかがっているのではないかという指摘に対して、外交部は、「特定の人への国民勲章の授与に反対したわけではなく、手続き上の問題を提起しただけだ」と強調しています。

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