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経済

SKハイニックス 去年第4四半期は10年ぶりの赤字

Write: 2023-02-01 11:57:13Update: 2023-02-01 12:07:33

SKハイニックス 去年第4四半期は10年ぶりの赤字

Photo : KBS News

世界的な景気低迷によって半導体メーカーの業績悪化が続いているなか、韓国の半導体メモリ大手のSKハイニックスが去年の第4四半期、10年ぶりに赤字を記録しました。 
 
SKハイニックスは1日、去年の第4四半期の営業損失が1兆7012億ウォンだったと明らかにしました。
 
背景として、去年の下半期からパソコンやスマートフォンなどの需要が伸び悩んだ影響でメモリーの需要も減り、製品価格が大幅に下落したことが挙げられます。
 
去年の連結ベースの暫定営業利益は7兆66億ウォンで、前の年に比べて43.5%減少しました。
 
メモリー部門1位のサムスン電子も前日に決算を発表し、去年の第4四半期の半導体部門の営業利益が2700億ウォンで、前の年に比べて96.9%の大幅な減少となったと明らかにしました。ただ、赤字は免れたということです。サムスンは、ことしも半導体の設備投資を去年と同じ水準で続けるとしています。
 
サムスン電子は事業を分散している一方、SKハイニックスは売上全体に占めるメモリー半導体の割合が90%を超えるため、影響が大きかったものとみられます。
 
証券アナリストなど専門家らは、ことし上半期まで業況の悪化が続き、SKハイニックスが数兆ウォン台の年間赤字を出すとの見通しを示しています。 
 
SKハイニックスは、ことしの投資規模を2022年の19兆ウォンに比べて50%以上減らすと明らかにしました。
 
大韓商工会議所のキム・チョング研究委員によりますと、半導体産業は2010~2022年にかけて、韓国経済の平均経済成長率3%のうち0.6%を引き上げる効果がありましたが、ことしは逆に成長率を引き下げる要因になるということです。

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