尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、科学技術やデジタル分野で世界的なユニコーン企業が数多く誕生するよう後押しする方針を明らかにしました。
ユニコーン企業とは、設立から10年未満で、評価額が10億ドル以上の上場していないベンチャー企業を指します。
尹大統領は2日、世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」で革新賞を受賞した韓国企業の関係者40人あまりを大統領室に招いて昼食会を開き、「科学技術とデジタル基盤の革新に、国の競争力だけでなく、未来の生き残りがかかっている」としたうえで、「科学技術やデジタル分野の革新的なスタートアップのなかで、世界的なユニコーン企業が数多く誕生するよう後押しする」と述べました。
また、尹大統領は、「韓国のスタートアップの海外進出を支援し、優秀な人材の確保や投資環境づくりに最善を尽くす。皆様がグローバルスタンダードをリードしていく主役になれるよう、政府が積極的に後押しする」と強調しました。
尹大統領は昼食会の前に、目の不自由な人のための世界初の触覚グラフィック装置や、デジタル式セルフクリーニング機能を持つAI=人工知能監視カメラ、ブロックチェーン基盤のオンライン投票プラットフォームなど、CESで受賞した企業の製品を体験しました。