李度勲(イ・ドフン)第2次官は、韓国を訪れているアメリカの国家安全保障会議(NSC)のパイル大統領副補佐官に対して、アメリカのインフレ抑制法で韓国企業が不利益を受ける問題の解消をあらためて要請しました。
外交部によりますと、李次官は2日午後、パイル副補佐官と協議を行い、インフレ抑制法をはじめ、鉱物資源、半導体、電池サプライチェーンでの協力など韓米間の主な経済懸案について議論したということです。
パイル副補佐官は、「韓国側の懸念を解消するため積極的に努力している。インフレ抑制法が、関係する韓国の業界や両国間のサプライチェーンの協力の機会となることを願う」と述べました。
外交部は、両国が、韓米同盟と韓米FTA=自由貿易協定にもとづいて、グローバル・サプライチェーンの構築や国家安全保障、経済安全保障の強化に向けてさらに協力することで一致したと明らかにしました。