トルコの震災に関連し、朴振(パク・チン)外交部長官は、韓国に駐在するトルコ大使に対して、韓国が政府レベルで積極的な支援を行う意向を伝えるとともに、現地の韓国国民の安全確保にむけたトルコ政府の協力を呼びかけました。
外交部によりますと、朴長官は7日午前、トルコのサルヒ・ムラート・タマー大使と電話で協議し、トルコで発生した大地震について慰めの言葉を伝え、被災地の早急な復興のために政府レベルでの積極的な支援を行う意向を表明しました。
タマー大使は、韓国政府の人道支援や救助隊の派遣など、迅速な支援に対し謝意を表したということです。
朴長官はまた、被災地に居住する韓国国民の安全を守るため、トルコ政府の関心と支援を呼びかけ、双方は、被害の復興に必要な事項について、緊密にコミュニケーションをとっていくことで一致しました。
一方、朴長官はこの日午後、海外緊急救助隊の派遣を議決するための官民合同の協議会に参加し、トルコ政府の要請を受け、捜索や救助にあたるおよそ110人の救助隊を派遣すると述べました。
これは、第一陣の派遣としては最大規模で、外交部の当局者は「韓国とトルコの友好関係を考慮した」と話しています。
救助隊は、外交部が主導し、消防庁の消防隊員、韓国国債協力団(KOICA)の職員などで構成されるということです。
朴長官はまた、トルコに500万ドルの緊急経済支援を行うことを決めたとしたうえで、今後、追加支援を検討する予定だと明らかにしました。