韓国の2大LCC=格安航空会社の済州(チェジュ)航空とジンエアーは、去年第4四半期、コロナ禍以降、初めて営業利益が黒字に転じました。
済州航空が7日に発表した去年の連結決算によりますと、去年第4四半期は、売り上げ2994億ウォン、営業利益187億ウォンを記録しました。売り上げは、前の年の同じ時期に比べて241%増加し、黒字へと転じました。
済州航空の四半期の営業利益で黒字を記録したのは、2019年第1四半期以来です。
済州航空の黒字転換は、日本路線の供給拡大を先制的に行ったことが背景にあると分析されています。
済州航空は、日本政府がビザなし入国を全面的に再開した去年10月、東京、大阪、福岡など主な日本路線の運航を再開しました。
また、去年の国内線の乗客数も650万人あまりで、2020年から3年連続で国内線シェア1位をキープしています。
一方、ジンエアーは、去年第4四半期、売り上げ2254億ウォン、営業利益116億ウォンを記録しました。
この時期の国際線の乗客数は、およそ66万人で、コロナ禍前の2019年第4四半期の63%の水準まで回復しました。