韓国の映画チケットの料金が、去年初めて平均1万ウォンを超えました。
映画振興委員会が20日に発表したところによりますと、韓国の映画のチケット代は、去年、平均で1万285ウォンと、前年より629ウォン上がりました。平均のチケット代が1万ウォンを超えたのは初めてです。
新型コロナの感染拡大以降、経営難により映画館が料金を値上げしたことが背景にあるとみられます。大手シネコン各社は、2020年からこれまで、基本料金を1000ウォンずつ、3回引き上げています。
去年の映画館の売上高は、1兆1602億ウォンと、前の年に比べ98.5%増加しています。観客動員数は1億1282万人と、前の年に比べ86.4%増えました。
新型コロナが流行する前の2019年に比べ、売上高はおよそ6割、観客数はおよそ5割の水準まで回復しています。
世界全体の映画館の売上高をみると、去年は251億6900万ドルと、2019年の約6割まで回復しています。韓国の売上高は、世界7位でした。