およそ1か月間続いた韓国の大手芸能事務所、SMエンターテインメントの買収合戦は、インターネットサービス大手のカカオが経営権を獲得し、BTSが所属する韓国の大手芸能事務所、HYBEがプラットフォーム面での協力を行う方向でまとまりました。
HYBEは12日、報道資料を発表し、SMエンタの買収手続きを中止すると明らかにしました。
買収手続きを中止した理由について、HYBEは、カカオによる株式公開買い付け(TOB)によって競争が過熱しているため、カカオに対抗して公開買い付けを行った場合、HYBEの株の価値にも否定的な影響を与えかねないと判断したということです。
カカオも報道資料を発表し、HYBEのSMエンタ買収中止を尊重するとしたうえで、今月26日まで1株15万ウォンの株式公開買い付けを進めると明らかにしました。
SMエンタの経営陣も報道資料を発表し、HYBEのSMエンタ買収中止を尊重するとしたうえで、ファンと株主を中心としたグローバルエンターテインメント会社に跳躍するというビジョンを必ず実現すると強調しました。