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文化

チョン・ミョングァンの小説「鯨」 国際ブッカー賞候補に

Write: 2023-03-15 10:31:16Update: 2023-03-15 10:38:45

チョン・ミョングァンの小説「鯨」 国際ブッカー賞候補に

Photo : YONHAP News

韓国の作家、チョン・ミョングァンさんの小説「鯨」が、世界3大文学賞のひとつとされるイギリスの文学賞、国際ブッカー賞の候補作に選ばれました。 
 
ブッカー賞財団は14日(現地時間)、ホームページにことしの国際ブッカー賞の候補13作を発表し、このなかに、チョンさんが2004年に書き、キム・チヨンさんが翻訳した小説「鯨」の英語版が含まれました。
 
ブッカー賞の審査委員団は、チョンさんについて「8か国語で翻訳された作品を書いた、韓国の小説家、脚本家、そして映画監督」と紹介しました。
 
また、候補作となった「鯨」については、「前近代社会から脱近代社会への急激な転換の過程で韓国が経験した変化にスポットライトを当てた風刺的な小説だ」と評価しました。
 
1964年、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)出身のチョンさんは、会社員として働いていた30代になって映画界に飛び込み、脚本家として活動しました。
 
2003年に40歳で作家デビューを果たし、短編小説「フランクと私」で文学トンネ新人賞を受賞、翌年に発表した「鯨」で文学トンネ小説賞を受賞しました。去年は、映画「野獣の血」で映画監督としてもデビューしています。
 
今回発表された候補の13作は、このあと最終候補作6作に絞られ、5月にロンドンで開かれる授賞式で受賞作が発表されます。
 
韓国人としては、韓江(ハン・ガン)さんが2016年に「菜食主義者」で国際ブッカー賞を受賞し、2018年にも「白い」で最終候補作に選ばれました。また、2019年には黄晳暎(ファン・ソギョン)さんの「たそがれ時」が候補作にノミネートされました。

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