アップルが提供する非接触型決済サービス「アップルペイ」が、韓国でサービスを開始しました。
アップルは21日、iPhoneやタブレット端末のiPad、パソコンのMacなどを利用して、韓国でもアップルペイでの支払いが可能になったと発表しました。
アップルは、2014年にアメリカでアップルペイのサービスを開始しました。
日本や中国では2016年に提供が開始され、現在、世界70か国あまりで利用可能となっていますが、韓国には、サービス開始から9年後の上陸となりました。
アップルペイは、ユーザーが自身の端末にクレジットカードの情報を事前に登録し、決済に必要な端末が備わっているコンビニなどの店舗で決裁に使用することができます。
ただ、今のところ登録できるクレジットカードは、アップルと提携を結んでいる「現代(ヒョンデ)カード」だけだということです。
これまで、韓国の非接触型決済サービスは、「サムスンペイ」が独占状態でした。
サムスンペイは「NFC=近距離無線通信方式」と「マグネティック方式」の2通りの決済方式に対応している一方、アップルペイは国内の普及率が10%程度のNFC方式だけに対応しています。
ただ、iPhoneは若年層からの支持が強く、大企業を中心にアップルペイ加盟店が急速に増えているということです。
このため、今回のアップルペイの上陸が、国内のスマホ市場のシェアにも影響を及ぼすか注目を集めています。