韓国で勉強する外国人留学生の数が、初めて20万人を超えたことがわかりました。  
 
法務部が23日、発表した統計によりますと、ことし1月末の時点で、語学研修などの目的で韓国を訪れた留学生は、去年より7933人増えて、合わせて20万5167人だったということです。
 
外国人留学生は年々増え続け、2019年には18万人台にまで増えましたが、2020年には新型コロナの影響で15万3000人に減り、おととしからまた増加しています。
 
出身国別では、ベトナムが7万212人で最も多く、続いて中国6万3859人、ウズベキスタン1万1974人、モンゴル1万2603人、日本5059人の順でした。
 
韓国教育開発院がまとめた外国人留学生の現況によりますと、昨年末の時点で、大学別の留学生は、成均館（ソンギュングァン）大学が4751人でもっとも多く、続いて慶熙（キョンヒ）大学4439人、延世（ヨンセ）大学4084人、高麗（コリョ）大学3432人の順でした。
 
一方、ソウルの一部の大学では、全体の学生に占める外国人留学生の割合が20%ほどとなり、留学生寮が別に設けられたり、学校周辺に留学生の好みに合った飲食店ができるなど、様々な変化が起きています。