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政治

国家捜査本部長に現職警察官の禹鍾壽氏

Write: 2023-03-27 13:17:05Update: 2023-03-27 14:20:49

国家捜査本部長に現職警察官の禹鍾壽氏

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は27日、警察の捜査を統括する国家捜査本部長に、京畿(キョンギ)南部警察庁長の禹鍾壽(ウ・ジョンス)氏(54)を任命しました。 
 
大統領室が27日に発表しました。
 
禹氏はソウル出身で、1999年に警察官となり、ソウル龍山(ヨンサン)警察署長、ソウル警察庁捜査部長、警察庁刑事局長などを歴任した捜査の専門家とされています。
 
先の文在寅(ムンジェイン)政権で進められた検察と警察の改革の一環として、国家捜査本部が新設され、検察の捜査権の一部が警察に移管されました。
 
国家捜査本部は、全国の市と道の警察庁や警察署、捜査部門に所属する公務員を指揮監督していて、捜査に対する影響力は、警察庁長より大きいとされています。
 
国家捜査本部長の任期は2年です。
 
先月、2代目の本部長として、元検事の鄭淳信(チョン・スンシン)氏が任命されましたが、息子の校内暴力問題が再浮上し、人事発表の翌日に任命が取り消されました。
 
息子の問題に加えて、警察の捜査を代表するポストに検察出身の鄭氏が任命されたことで、捜査の独立性を確保できなくなるとして、警察内部から強い反発も出ていました。
 
今回、現職警察官である禹氏が任命された背景には、こうした批判をかわす狙いもあるものとみられています。

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