大統領室の高官12人の資産は平均70億ウォンで、公開の対象となる高官1人当たりの平均の3.5倍に上ったことがわかりました。　  
 
政府公職者倫理委員会によりますと、去年12月31日の時点で、資産公開の対象となる尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権の高官2037人の1人当たりの平均財産は、19億4000万ウォンでした。
 
尹大統領を含む大統領室の秘書室長、首席秘書官など主要ポストに就く12人の資産は平均70億4600万ウォンで、高官2037人の平均の3.5倍に上りました。
 
尹大統領は、去年8月の初めての公開時より5700万ウォン多い76億9700万ウォンを申告しました。
 
そのうち93％にあたる71億5900万ウォンは、金建希（キム・ゴニ）夫人の名義でした。
 
政府公職者倫理委員会は6月末までに、資産公開の対象者による職務上得た秘密の不正利用や、申告漏れ、虚偽がないかなどを調べる方針です。
 
政府公職者倫理委員会は1983年1月1日に設置され、公職者の不正な蓄財などを防ぎ、透明な社会の実現を目指して、公職者の資産を定期的に公開しています。