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社会

福島原発の韓国視察団「評価に進展見込める」

Write: 2023-05-25 11:56:17Update: 2023-05-25 13:29:52

福島原発の韓国視察団「評価に進展見込める」

Photo : YONHAP News

東京電力福島第一原発に溜まる汚染処理水の安全性を検討するため派遣された韓国視察団の団長は、2日間の現地視察を終えたあと、「安全性の評価で進展がありそうだ」と語りました。  
 
視察団の団長を務める原子力安全委員会の劉国熙(ユ・グクヒ)委員長は24日午後、記者団に対して、「見る予定の施設は全て見た」としたうえで、「安全性の評価で進展がありそうだ」とコメントしました。
 
劉氏は、汚染水が処理される前の段階で異常が発生した場合に使われる遮断バルブや、汚染処理水を希釈し放出する設備、そして放射能濃度を分析する設備などを確認したと説明しました。
 
劉氏はまた、「日本側から受け取った64の核種の濃度に関する資料も持ち帰って分析する予定だ」と述べました。
 
最終的な安全性の評価については、「追加の分析作業が必要だ」として、コメントしませんでした。
 
IAEA=国際原子力機関は、6月末に報告書を公表する予定になっていますが、今回の韓国視察団の結果報告がその前になるかどうかについて、劉氏は、即答を避けました。
 
一方、金大棋(キム・デギ)大統領秘書室長は24日の国会運営委員会で、汚染処理水の海洋放出の安全性について、「IAEAの調査結果を尊重する」という方針を表明しています。
 
視察団は25日、東京で開かれる日本側の関係者との技術会議に出席したあと、 26日に帰国します。

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