東京電力福島第一原発に溜まる汚染処理水の安全性を検討するため韓国政府が視察団を派遣したことについて、国民の半数以上は「役に立たない」と考えていることが世論調査でわかりました。
コリアリサーチなど世論調査会社4社は共同で、大統領の政局運営などについて定期的に電話で調査を行っています。
今月22日から24日までの3日間、18歳以上の男女1001人を対象に聞いたところ、「視察団の派遣が汚染処理水の安全性の検証に役立つか」という問いに対して、「役立つ」と答えた人は全体の40%、「役に立たない」と答えた人は53%でした。
「わからない」や「無回答」は合わせて7%でした。
年代別にみますと、「役立つ」とする意見は、70歳以上が54%と最も多く、次いで20代が48%、60代が46%の順でした。
「役に立たない」は、40代が66%、30代が64%、50代が59%と、30代から50代で否定的な意見が目立ちました。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は3.1ポイントです。詳しい内容は、中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認できます。