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政治

韓国産ロケット「ヌリ号」 目標軌道で正常に衛星を分離

Write: 2023-05-25 18:51:53Update: 2023-05-25 18:59:09

韓国産ロケット「ヌリ号」 目標軌道で正常に衛星を分離

Photo : YONHAP News

韓国独自の技術で開発した国産ロケット「ヌリ号」は、25日午後6時24分に、韓国南部の全羅南道高興(コフン)の羅老(ナロ)宇宙センターから3回目の打ち上げが行われ、予定していた軌道に乗ったあと、搭載された8基の衛星を次々と分離しました。
 
ヌリ号は、長さ47.2メートル、直径3.5メートル、重さ17.5トンの3段型ロケットです。
 
ヌリ号は過去に2回打ち上げられていますが、今回は初めて実用衛星を搭載し、軌道に乗せるミッションを行いました。
 
メインの衛星として、韓国科学技術研究院(KAIST)の次世代小型衛星2号を搭載し、副衛星として、韓国天文研究院の宇宙気象観測衛星4基や、民間宇宙企業の衛星3基を載せ、合わせて8基の衛星を宇宙まで運びました。 

「ヌリ号」は、打ち上げから2分5秒後に、高度64.5キロで1段目のロケットを分離し、3分54秒後に先端部の円錐カバーであるフェアリング、そして4分32秒後に2段目のロケットをそれぞれ分離しました。
 
その後、目標の高度550キロの軌道に入ったあと、13分3秒後からは、まず宇宙気象観測用の次世代小型衛星2号、続いて残りの7基の衛星を、2分余りの間に次々と分離しました。
 
研究陣は、軌道上の衛星と地上との交信が順調に行われているかどうかなどデータを分析していて、その結果を記者会見で発表する予定です。
 
当初、ヌリ号は、前日24日の午後6時24分に打ち上げられる予定でしたが、打ち上げ時刻の3時間ほど前になって技術的な問題が発生し、打ち上げが延期されていました。

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