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サイエンス

国産ロケット「ヌリ号」の打ち上げ成功 韓国政府

Write: 2023-05-25 21:29:11Update: 2023-05-25 21:31:06

国産ロケット「ヌリ号」の打ち上げ成功 韓国政府

Photo : YONHAP News

韓国が独自に開発したロケットの「ヌリ号」が25日、打ち上げに成功し、衛星を計画通り軌道に乗せたと、韓国政府が公式に発表しました。  
 
科学技術情報通信部の李宗昊(イ・ジョンホ)長官は、羅老(ナロ)宇宙センターで会見を行い、「韓国の宇宙輸送能力を確保するために独自に開発した「ヌリ号」が3回目の打ち上げに成功した」と発表しました。

「ヌリ号」は、25日午後6時24分に南部の全羅南道(チョンラナムド)高興(コフン)の羅老宇宙センターから打ち上げられ、目標高度の550キロに到達したあと、8基の衛星を分離し、午後6時42分に飛行を終えたということです。
 
今回の打ち上げの目標は、高度550キロでKAIST=韓国科学技術院の人工衛星研究所が開発した次世代小型衛星2号をはじめ、実用衛星8基を軌道に乗せることでした。
 
李長官は、南極の世宗(セジョン)基地でメイン衛星からの信号を受信したと説明するとともに、超小型衛星6基も正常に軌道に乗ったこと明らかにしました。
 
しかし、「残りの超小型衛星1基は、分離に成功したかどうか確かめるのに時間がかかりそうだ」と述べました。
 
8基全ての衛星と地上との交信結果は、26日の午前11時ごろ、発表される予定です。
 
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は「ヌリ号」の打ち上げ成功を受けて声明を発表し、「独自に開発した衛星を独自に開発したロケットに搭載して宇宙に送り軌道に乗せた国は、アメリカ、フランス、日本、ロシア、中国、インドだけだった」としたうえで、「韓国が宇宙G7、宇宙の強国7か国入りしたことを宣言する快挙だ」と評価しました。
 
また、「今回の打ち上げは、実用衛星8基を軌道に乗せたもので、ダミー衛星1機を軌道に乗せた2回目の打ち上げから大きく進展した。韓国の宇宙科学技術と先端産業を見つめる世界の視線が大きく変わるだろう」と期待を示しました。

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