北韓が、WHO=世界保健機関の執行理事国に選出されたことについて、韓国政府は遺憾の意を表明しました。
WHOは、現地時間の26日、世界保健機関の総会で、執行理事会の新しいメンバーに、北韓やウクライナ、オーストラリアなど10か国を選出しました。
WHO総会への助言や提案を行うとともに、総会での決定事項を実施する執行理事会は、総会で選出された34カ国の代表によって構成されます。
このうち3年の任期切れを迎えた韓国など10カ国に代わるメンバーとして、北韓をはじめとする10か国が選ばれました。
これについて、外交部と保健福祉部は29日、声明を出し「北韓は国連安保理の決議に違反し続け、国連の権威を無視してきた」と指摘し、北韓が執行理事国に選出されたことについて、深い遺憾の意と懸念を表明すると述べました。