地下鉄の混雑による事故を防ぐため、政府は、首都圏の地下鉄について、駅のホームの混雑度をAI=人工知能を用いて計算し、利用者に知らせるシステムの開発に乗り出しました。
行政安全部の統合データ分析センターは4日、地下鉄駅のホームの混雑度をリアルタイムで知らせるサービスを9月から始めると発表しました。
このシステムは、交通カードの利用情報や、列車の発着時刻、ホームの面積などのデータをもとに、各駅のホームにいる利用者の人数と密集度をリアルタイムで算出し、これをもとに混雑度を「余裕」、「普通」、「混雑」の3段階に区分するものです。
混雑度の情報は、ソウル交通公社のアプリなどで提供するほか、駅の入口に設置された電子掲示板などにも掲載し、混雑時にはほかの交通手段を利用するよう呼びかけることにしています。
列車内の混雑度については、すでにソウル交通公社のアプリなどで確認することができます。