与党「国民の党」と最大野党「共に民主党」は、福島原発の汚染処理水の海洋放出をめぐって、国会に検証特別委員会を設置することで合意しました。
「国民の力」の李亮寿(イ・ヤンス)院内首席副代表と「共に民主党」の宋基憲(ソン・ギホン)院内首席副代表は8日、国会で共同記者会見を開き、「汚染処理水の海洋放出をめぐる検証特別委員会を設置し、聴聞会を開くことにした」と明らかにしました。
今月中に委員会のメンバー構成に関する同意案を本会議に提出し、成立させるということです。
また、両党で特別委員を任命し、活動日程なども協議します。
特別委員会の委員長は「共に民主党」の議員が務めます。
「国民の力」の関係者は、「政争に近い論争を続けるよりは、IAEA=国際原子力機関の調査結果にもとづいて科学的な検証を行おうという趣旨から、合意することになった」と経緯を説明しました。