韓国と日本の商工会議所は9日、会頭や副会頭などトップが参加する会議を釜山で6年ぶりに開き、民間レベルでの交流・協力や、釜山への2030年の万博誘致に向けた協力などについて話し合いました。
会議には、韓国側から崔泰源(チェ・テウォン)会頭、日本側からは小林健会頭を含む主要メンバーが出席しました。
会議で、双方は、両国関係の改善の動きに合わせて、経済協力や交流を積極的に推進することで一致し、重点的に協力する分野として、▲少子高齢化に伴う人口減少問題▲経済の安全保障にもとづくサプライチェーンの再構築▲カーボンニュートラルなどがあげられました。
また、両国の姉妹都市など、地方の交流再開を目指していくことになりました。
さらに、万博の開催における協力でも合意し、会議のあと発表された共同声明では、「大韓商工会議所は2025年大阪・関西万博の成功に向けて協力し、日本商工会議所は釜山への2030年の万博誘致に向けて積極的に協力する」としています。
韓日の商工会議所のトップ会議は2001年から2017年まで、毎年両国で交互に開かれていましたが、韓日間の通商をめぐる対立に新型コロナの流行が重なり、2018年から途絶えていました。
次の会議は、来年、大阪で開かれます。