最大野党「共に民主党」は、韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理の解任を求める建議案を国会に提出し、あわせて内閣総辞職を要求しました。
「共に民主党」は18日、韓国務総理を解任するよう求める建議案を国会に提出しました。
宋基憲(ソン・ギホン)院内首席副代表は、解任決議案を提出する理由について「国政が混乱に陥っているなか、国務総理は内閣を統括できていない」と説明し、「国務総理をはじめ、内閣を全面的に刷新しなければならない」として、内閣総辞職を求めました。
解任建議案は19日に開かれる国会本会議に報告され、21日の本会議で採決が行われる可能性が高いものとみられます。
国務総理の解任建議案は、在籍議員の過半数に当たる150人以上が賛成すれば可決されるため、最大野党「共に民主党」の議員だけでも可決できます。
ただ、解任建議案に法的強制力はなく、尹大統領は受け入れないものとみられています。
「共に民主党」は、この日、龍山(ヨンサン)の大統領室前で、国務総理の解任と内閣総辞職を求める集会を開きました。