KBSの前の社長が先週、解任されたことを受け、新しい社長の公募が始まりました。
KBSの理事会は20日、臨時の理事会を開き、新しい社長の公募を21日から25日まで行うことを決めました。
理事会は、まず書類選考で候補を3人に絞り込みます。
そのあと、旧盆の「秋夕(チュソク)」の連休が明けた来月4日に面接を行ったうえで、最終候補者を大統領に提案し、任命を受けることになります。
放送法やKBSの定款では、社長が欠員となってから30日以内に補欠人事を行うよう定めているため、新しい社長は来月11日までに就任する必要があります。
新しい社長の任期は、解任された金儀喆(キム・ウィチョル)前社長の残りの任期の来年12月9日までとなります。
尹大統領は、前政権で任命された金社長について、経営の悪化や偏向報道などを理由にKBSの理事会が議決した解任案を、今月12日に承認しています。
李東官(イ・ドングァン)放送通信委員長は、KBSをはじめとする公共放送の組織運営と放送内容が、労働組合の意向によって左右されているとして、経営陣を含め、公共放送の構造改革を進めています。