10月3日は、建国記念日にあたる「開天節」で国民の祝日です。ことしの開天節は檀紀4355年にあたり、記念式典がソウルの世宗（セジョン）文化会館で開かれました。

式典には、韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理ら政府関係者、各界の代表、韓国駐在の各国外交団、市民など1500人あまりが出席しました。

韓国務総理は式典で祝辞を述べ、「韓国経済をめぐる内外の環境はよくない」としたうえで、「新産業と技術革新により、韓国経済を再び飛躍させる」と述べました。

韓国務総理はまた、「政府は、大胆な規制改革により投資の活性化をはかり、技術革新を促進していく。労働、年金、教育の3大構造改革を揺るぎなく推進し、国家競争力を強化する」と強調しました。

韓国務総理はそのうえで、「みんなが豊かに暮らせる韓国にしていく」と述べ、若者のための雇用や住居などの支援、高齢者のための社会保障制度の充実、障害者や多文化家庭などのための質の高い社会サービスの提供を行っていくと表明しました。