中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は12日までに新たに488人が確認され、9万4686人になりました。
新たな感染者488人のうち、国内での感染は467人で、残りの21人は海外からの入国者でした。
死者は10人増えて1662人となりました。
新型コロナウイルスの感染者数は、３週間近く300人から400人台で推移しながら横ばい状態となっていますが、小規模な集まりや事業場などで感染が相次ぎ、感染者の規模は拡大しつつあります。
政府は、週明けの14日に終了予定だった感染予防対策「社会的距離の確保」の現行レベルと、5人以上の私的な集まりを禁じる措置を2週間延長することを決めました。
現行の「社会的距離の確保」の段階は、首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は上から4番目の第1.5段となっています。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は12日、中央災害安全対策本部の会議で、「1日当たりの新規感染者数が8週連続で300～400人台で停滞し、もどかしいかぎりだ。ここでコロナの勢いをそぐことができなければ再流行に向かいかねない」と強調しました。
政府は、今後2週間を特別対策期間に定め、不特定多数が利用する施設や外国人労働者が多い事業場などを中心に感染対策の実態を点検する方針です。