ワクチンの接種を終えた人は、変異株に感染した人と濃厚接触しても症状がなければ、自宅隔離から免除されることになりました。
疾病管理庁は23日、新型コロナワクチンの接種を完了した人に対する新しい指針をまとめました。
それによりますと、2回のワクチン接種を終えてから2週間経過した人が、感染者と濃厚接触した場合、感染が疑われる症状がなければ、濃厚接触した感染者が変異株に感染したかどうかに関係なく、14日間の自宅隔離が免除されます。
これまでは、感染者と濃厚接種したワクチン接種完了者は、その感染者が変異株の感染者でない場合にのみ、自宅隔離が免除されました。
感染者と接触した接種完了者は症状が確認されない場合、経過観察の対象に分類され、自宅隔離はせず2回のPCR検査だけ求められることになります。
一方、療養施設など、新型コロナの感染リスクが高い施設の入所者、利用者、医療従事者については、ワクチン接種を完了していても自宅隔離を原則とするということです。