中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は22日午前0時までに新たに1440人が確認されました。 このうち、国内での感染は1420人で、のこりの20人は海外からの入国者でした。
新たな感染者の数は、旧盆の秋夕（チュソク）連休以降、3週連続で減少していますが、気温が下がったことで室内での活動が増えているほか、ワクチン接種の効果も落ち、再拡大も懸念されています。
新型コロナワクチンの2回目の接種まで終えた人は総人口の68.2%、1回目の接種を終えた人は79.2%となっています。
一方、先週発足した政府の日常回復支援委員会は2回目の会議を22日に開き、委員長を務める金富謙（キム・ブギョム）国務総理は、日常回復の初期段階としてワクチン接種完了者を中心に防疫指針の基準を緩和すべきだと強調しました。
また、ワクチン接種完了者への「ワクチンパス」の発行や陰性確認制度を導入する場合は、ワクチンの未接種者や健康上の理由で接種できない人を配慮しなければならないと述べました。
経済・社会・医療など全分野にわたる日常の回復について話し合っている委員会は、公聴会を通じて意見収集を行い、来週中に「段階的な日常回復に向けた履行計画」をまとめる予定です。