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韓半島

北韓 コロナで50人死亡 韓国情報当局「実際はその5~6倍」

Write: 2022-05-17 00:52:04Update: 2022-05-17 11:22:40

北韓 コロナで50人死亡 韓国情報当局「実際はその5~6倍」

Photo : Getty Images Bank

北韓が新型コロナウイルスによってこれまで50人が死亡したと明らかにしたことについて、韓国の情報当局は、実際の死者は、その5~6倍に上っている可能性があるとの見方を示しました。
北韓は、先月下旬から今月15日までに確認された発熱患者は、合わせて121万3550人、死者は50人に上ったとしています。
これについて、韓国の情報当局は、「死者が50人であるとすると、感染者数に占める死者数の割合、つまり致死率は0.004%ということになるが、ワクチンの接種が進んでいる韓国の致死率がおよそ0.13%であることを考えると、あり得ない数字である」と指摘し、実際の死者数は、この5~6倍、最低でも300人に上ると分析しました。
これをめぐって、北韓が新型コロナの感染者が発生したことを初めて認めてから、新規感染者が急速に増えていることを考えると、感染の有無がわかっていない死者が多いという見方があるほか、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は民心が離れることを懸念し、死者数を実際より少なく発表しているのではないかとの見方もあります。
北韓の感染状況について、専門家は「新型コロナは発熱の症状がない患者が多いことが確認されている。北韓が感染者を『発熱患者』と表していることから、ウイルス検査ではなく、単に発熱症状があるかどうかで、患者を集計しているものとみられるが、それでは実際の感染状況を正確に把握できていない可能性がある」と、懸念を示しました。

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