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ポン・ジュノ監督の「寄生虫」初のパルムドールに カンヌ国際映画祭 

Write: 2019-05-26 06:07:32

Thumbnail : KBS News

韓国のポン・ジュノ(奉俊昊)監督の映画、「寄生虫/Parasite(英題)」が、第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、最高の賞のパルムドールを受賞しました。
韓国人監督の作品がパルムドールを受賞したのは初めてのことです。
「寄生虫」は、全員職がなく半地下の家で暮らす一家が、徐々に裕福なIT企業社長の家に入り込み寄生していくさまを描いた、格差社会を風刺したブラックコメディーで、審査員満場一致でパルムドールに決まりました。
また試写会では上映後に熱狂的な拍手喝采が送られました。
韓国では今月30日から公開されます。
授賞式は韓国時間の26日未明、フランスのカンヌで開かれ、ポン・ジュノ監督は、あいさつで、「寄生虫いう冒険の映画を制作できたのは、偉大な俳優のみなさんのおかげです」と述べ、「殺人の追憶(2003年)」や「グエムル・漢江の怪物(2006)」などに続き主演を演じたソン・ガンホに感謝の気持ちを伝えました。
各国のメディアは、映画「寄生虫」について、「さらに成熟したポン・ジュノ監督の韓国社会についての告白だ。前作に比べて、笑いはより暗く、憤りはより激しく、涙はより絶望的だ。ポン・ジュノが戻ってきた。最高の姿で・・・」などと伝えています。
ポン・ジュノ監督は、ことし49歳、「殺人の追憶」、「グエムル・漢江の怪物」などの傑作を手掛けています。
これでカンヌ映画祭のコンペ部門での韓国映画の受賞は2010年にイ・チャンドン監督の「ポエトリ- アグネスの詩」が脚本賞を受賞して以来、6本目となりました。

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